2018年6月からトライアルスタート、7月からいよいよ本格開催していきます。
しかしなぜフットサル?なぜ個人フットサルでなくサークルで活動?
理由諸々をまとめてみました。
ー目次ー
個人フットサルー「個サル」とは
個人フットサル(以下、個サル)ではフットサル施設が主催し、自由参加でメンバーを募集する形態を指します。「場所と器具を提供するから自由に集まってプレーしてね」がもともとの由来でした。フットサル施設のほか、個サル運営を代行する業者が間に入って募集や運営、審判やファシリテーションなど行うケースもあります。
コート提供側としてはコンスタントにコートを利用してくれる確率が高まる(=コート稼働率を高め利益率を上げられる)点、プレイヤー側としてはチームやサークルに所属しなくても好きな時にフットサルができるというメリットがそれぞれありました。
個人フットサルの問題点?
一見すると何の変哲も無いように思えますが、実際に約2年間参加してみた立場から、感じたデメリット3つを以下列挙します。
【1】コストパフォーマンス
相場としては都内だと2時間で¥2,000前後かかるところが大半です。
個サルの場合だとよほどの郊外でない限り、人が集まらなくてゲームができない事態は起こらず、大体20〜30人くらいは集まるケースが多いです。
なのでプレー自体はできるのですが…
そもそもコートを利用するのにどれくらい費用はかかるのでしょう?
一例として渋谷のフットサルコートをみてみましょう。
コート利用料金(一部抜粋)
メンバー(会員)
年間登録料(更新料):10,000円
平日/夜:19:00~22:00 15,000円/1時間
土・日・祝 12:00~22:00 15,000円/1時間
仮に2時間利用すると¥15,000*2h=¥30,000ですね。
20人集まってプレーすると仮定すると、一人当たりの利用費は…
¥30,000/20=¥1,500
…あれれ?個サル参加よりも安い??
他にも区営スポーツセンター利用のケースもみていきましょう。
例:中央区スポーツセンター(http://www.chuo-sports.jp/sogo.html#dantai)
貸切団体使用料(平日料金) 移設/区分 午前
午前9時から
午後12時30分午後
午後1時から
午後5時夜間
午後5時30分から
午後9時30分全日
午前9時から
午後9時30分主競技場※ 16,400円 28,100円 37,500円 73,800円
貸切団体使用料(土・日・祝日料金) 移設/区分 午前
午前9時から
午後12時30分午後
午後1時から
午後5時夜間
午後5時30分から
午後9時30分全日
午前9時から
午後9時30分主競技場※ 19,700円 33,700円 45,000円 88,600円 (1) ※の施設は半面利用できます。(料金は半額程度)
仮に土日の午前に1面だけ利用するとすると…
¥19,700/2=¥9,850
20人でプレーすると一人当たりは…
¥9,850/20=¥492.5!!!
激安!てか鬼安!!
つまりフットサルコート施設や専門業者が主催する場合はマージンが彼らのもとに入っているという事実があるということですね。
専門業者の中には「ナイシュー!(ナイスシュートの略)」など盛り上げてくれたり、BGMなどの演出もしてくれる方もいらっしゃるので一概に悪とは言えませんが、少なくともその分の費用がコート利用日に上乗せされているという事実は把握しておいた方がいいと思います。
【2】レベル
フットサルには大きく分けてレベルが3段階存在します。
①ウルトラビギナー
「初心者で構成されたチーム、またはスーパービギナー大会で1勝も出来ないチーム向けのフットサル大会です。」
②スーパービギナー
「ドリブル・パス・シュートをスピードに乗って走りながらも意図して出来る人がチームに目安として2~3名、意図して出来ない人が2~3名いるチームが対象です。」
③ビギナー
「サッカー・フットサルの経験者中心に構成されたチーム対象です。ドリブル・パス・シュートをスピードに乗って走りながらも意図して出来る人が目安として4名以上いるチームが対象です。」
※フットサルプラスより引用
※他にも「エンジョイ」や「オープン」レベルを設けているところもあります
おそらく個人フットサルやチームでフットサルの大会に参加された方にとってはあるあるだと思いますが、
まぁレベルがあっていない。
ほんとに初心者??
と思ってしまうほどです。
場所によって基準が異なったり、主催者側としても「一応の目安」くらいの感覚なのでギャップがあるのかなと思います。
「ウルトラビギナーで参加したら周りの人みんな上手くて全然ついていけなかった。。。」
なんてことが起こったら、気軽に参加できなくなってしまいますよね。
【3】交流
個サルでも場所によってはコンセプトが様々です。
中には「サルコン」(=フットサル合コン)メインでやっているところもあります。
しかし基本的には個サルはフットサルをプレーしたい人が集まるところ。
なのでよくわからず一人で参加してしまうと…
「みんな2〜3人で参加してるからアウェー感半端ない・・・」
「周りに気を遣ってプレーしないといけないからぎこちない・・・」
「休憩時間に話す人がいない・・・」
となるパターンが往々としてあります。
(私も基本個サルのときはぼっちでした)
別記事で取り上げる予定ですが、私も学生時代にこの手で失敗したことがあります。
「とにかくフットサルを楽しめればいいんでしょ」
「道具とコートがあって人が集まれば大丈夫っしょ」
結論、それは間違いでした(引退して5年後に気づきました。遅すぎ。。)。
初心者、特に女性にとってははじめてのスポーツ、趣味、コミュニティはどうしてもハードルが高いもの。
例えば自己紹介の段取り、プレー中のやりとり、休憩時間のおしゃべり、プレー後のご飯やお酒…などなど、
主催側が配慮しないとどうしても楽しい雰囲気って作れないんですよね。
話はちょっと脱線しますが、三城雄児氏著『リーダーに強さはいらない』に興味深い話がありました。
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した「組織の成功循環モデル」という理論では、組織がうまくいくかどうかは、4つの品質が関係していて、どういう順番で高めるかがポイントだといいます。
【4つの品質】
1つ目は関係の質
2つ目は思考の質
3つ目は行動の質
4つ目は結果の質
(中略)
一方、「良いサイクル」には「関係の質」から高めます。
(中略)
つまり、最初に人間関係を良くしておかないと何事もうまくいかないのです。
2017年 あさ出版 三城雄児著 『リーダーに強さはいらない』p.70-72
つまり人間関係をよくする配慮とか人間性、あるいは仕組みがないと長くは続かないということです。
「何をやるかよりも誰とやるか」は、案外間違いではないんですね。
さて話を戻します。
一般的な個サルだと審判やチーム分けなどの運営は主催がやってくれるものの、それ以外の部分は基本的に非干渉ケースが多いです。
なのでおそらくメンタルが強い人でないと楽しめないでしょう。
TSGはこんなフットサルがしたい
なのでコスパよく、レベルが自分にあって初めてでも気軽に参加できるような場を作りたいと思っています。
私自身学生時代はフットサルサークルの代表をやっており4年間で3回新歓をやっていましたが、また学生時代のようにフットサルを気軽にやれるようなコミュニティが作れたらなと思っています。
(あとは学生時代の自責も込めて。)
男女問わず20代の社会人、ぜひ一緒にフットサルを楽しみましょう!!
2件のコメント
元サークル代表が考える、社会人サークルの選び方とは?? – TSG~東京20代男女mixフットサルサークル~ · 2018年6月3日 10:01 PM
[…] 初ブログ記事でも取り上げた例が顕著だと思いますが、知らないうちにぼったくられているケースが多いということですね。 […]
つなげーとで人気No.1のフットサルサークルになってしまった件 | TSG~東京20代男女mixフットサルサークル~ · 2019年12月30日 2:53 PM
[…] こちらの記事にも書かせていただいています。 […]